豊原備忘録

意味わからん学生が書き物します

樺太─豊原・ユジノサハリンスクへ行くために

『サガレン』(梯久美子 著, 角川書房)を図書館で借りて少し読んでみた.著者が樺太に行きユジノサハリンスクからノグリキまで寝台列車で行ったときに,担当した旅行代理店の人が樺太オタクであるらしく,いろいろ資料を持っているらしい.自分もそれを見てカッコいいと思ったし,何より鉄道敷設の歴史や,日本統治時代の都市発展に興味がある.(ほとんど前者)樺太の地理歴史は面白い.日露戦争勝利から日本領になったときに特に発展がすさまじかったので,ロシアに支配された後そこまで開拓されずに明治の札幌とそこまで変わらない景色を維持していると思う.多分.
予定として,国会図書館関西館がギリギリ行ける場所にあるのでそこで資料をあさればいいし,樺太の歴史に関するもの以外にも,宮沢賢治村上春樹など著名な作家が樺太に行っていたりして,作品にモチーフとして登場させていることがある.樺太が発端となって文学にのめり込むのも良い.別に,調べるなら東京に行ったとき同伴者とともに本館で丸一日潰すなどでもいいのだが.